AWS を使わず、レンタルサーバーで自社のアプリを動かすと決めた理由

接客の録音アプリのサーバーに、最初は AWS(S3、Lambda、DynamoDB、Cognito)を考えましたが、採りませんでした。音声は各社の Google ドライブに置き、文字と設定だけをすでに使っているレンタルサーバー(Xserver)に置いた判断と理由です。

「AWS ではなく、レンタルサーバー」の文字と、音声は Google ドライブ・文字はサーバーの札

自社のアプリのサーバーは、AWS(Amazon のクラウド)ではなく、すでに使っているレンタルサーバー(Xserver)に置きました。大きな音声は各社のオーナーの Google ドライブに置き、文字起こしや採点の結果、利用者の情報や設定だけをレンタルサーバーに置く形です。

接客の録音アプリ(TalkLens)を、ほかの会社にも使ってもらうアプリとして作り直す時、サーバーをどこに置くかを決める必要がありました。最初に考えたのは、使う人が増えても自動で規模を広げられる AWS(Amazon のクラウド)です。

けれども、私たちは AWS を採りませんでした。音声は各社のオーナーの Google ドライブに置き、文字起こしや採点の結果、利用者の情報や設定は、すでに会社のサイトで使っているレンタルサーバー(Xserver)に置いています。この記事は、その判断の理由の記録です。

最初は AWS(S3・Lambda・DynamoDB・Cognito)を考えた

録音のアプリは、使う店舗が増えるほど、音声のファイルが増えます。音声は大きいので、置き場所と、それを処理する仕組みが要ります。そこで最初は、AWS のファイルの置き場所(S3)、必要な時だけ動く処理(Lambda)、データベース(DynamoDB)、ログインの仕組み(Cognito)を組み合わせる形を考えました。

最初に考えた AWS の構成と、選んだレンタルサーバーの構成の比較。長く保守できるかが判断の理由
AWS を採らなかった理由

音声を、各社の Google ドライブに置く

大きな置き場所が要るのは、音声があるからです。そこで、音声を私たちのサーバーに置くのをやめました。

青い空に、白い雲が流れている写真
最初は、クラウドの AWS を考えた(イメージ写真)
録音した音声は iPhone からその会社のオーナーの Google ドライブへ直接送り、私たちのサーバーを通さない。サーバーが扱うのは文字起こしと採点の結果と設定の情報だけ
音声は、サーバーを通さない

こうすると、サーバーが扱うのは、文字(文字起こしと採点の結果)と、設定の情報だけになります。設計の時の見積もりでは、録音1件あたり約11KB(文字起こし約9KB、採点約2KB)、1社の90日分でも約30MB、100社でも約3GB です。この量なら、すでに使っているレンタルサーバーで十分に扱えます。

レンタルサーバーに置いたもの

置き場所 置くもの
各社のオーナーの Google ドライブ 録音した音声
レンタルサーバー(PHP とデータベース) 文字起こし、採点の結果、利用者の情報、組織と店舗の設定、採点の基準
iPhone の中 送る前の音声(送り終えたら、決めた期間のあと消す)
iPhone のアプリから、録音した音声はオーナーの Google ドライブへ、文字起こしと採点の結果、利用者と設定はレンタルサーバーへ送る図
音声はサーバーを通さず、オーナーの Google ドライブへ。サーバーには文字と設定だけを置く
文字と設定だけのデータ量の見積もり。録音1件が約11KB、1社の90日分が約30MB、100社でも約3GB で、すでに使っているレンタルサーバーで足りる
データ量の見積もり(設計の時点)

ほかに採らなかったもの

同じ考え方で、ほかにもいくつかの選択肢を採りませんでした。

森の中で、道が二手に分かれている様子を上から写した写真
ほかに採らなかった道も、いくつかあった(イメージ写真)
採らなかった選択肢。Google Workspace の共有ドライブは契約していない店舗が使えない、Apple の CloudKit は会社にスタッフを招く形を作れない、予備の文字起こしの外部サービスは仕様の変更を追い続ける手間が増える
「長く保守できるか」「小さな店舗が使い始められるか」で判断した
  • Google Workspace の共有ドライブ:Workspace の契約が要り、契約していない店舗が使えなくなる
  • Apple の CloudKit:個人の iCloud のアカウントに結びつく作りで、「会社にスタッフを招く」形を作れない
  • 予備の文字起こしの外部サービス:1つでも持つと、名前や料金や仕様の変更を追い続ける手間が増える

どれも、「長く保守できるか」「小さな店舗が使い始められるか」で判断しています。

規模が大きくなったら

レンタルサーバーには、AWS のように自動で規模を広げる仕組みはありません。そのため、処理を順番に流す仕組み(ジョブの待ち行列)を作り、同時に動かす処理の数を決めて、少しずつ流しています。サーバーの上で動く処理の数を増やす時も、設定の値を変えるだけにしました。

レンタルサーバーには自動で規模を広げる仕組みが無いので、処理を順番に流すジョブの待ち行列を作り、同時に動かす処理の数を決めて少しずつ流す。数を増やす時は設定の値を変えるだけ
大きくなった時の移行は、その時の実際の量を見て決める

もっと大きくなった時に別の場所へ移す判断は、その時の実際の量を見て行います。少なくとも今は、すでに慣れているサーバーで、確かめながら動かせることを大事にしています。

まとめ

AWS を使わず、レンタルサーバーで自社のアプリを動かすと決めた理由:要点のまとめ。最初は AWS を考えたが、仕様の変更やサービスの終了が多く、長く任せられないと判断した
この記事の要点
  • 最初は AWS を考えたが、仕様の変更やサービスの終了が多く、長く任せられないと判断した
  • 音声は各社のオーナーの Google ドライブに置き、サーバーは文字と設定だけを扱う
  • 文字と設定だけなら、すでに使っているレンタルサーバーで十分に足りる

この記事は、AI(Claude)の支援を受けて作成し、筆者が内容を確認しています。

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