メンションされなくても仲間の動きを通知する:営業の業務アプリの通知の設計

業務アプリのプッシュ通知(iPhone に届くお知らせ)を、メンションが無くても仲間の動きが届く設計にしました。チャット、案件の保存、日報を通知しつつ、通知だらけにしない工夫と、おやすみの時間を iPhone の集中モードに任せた理由を書きます。

「メンションが無くても通知する」の文字と、チャット・案件の保存・日報・訪問の札

業務アプリのプッシュ通知(iPhone のロック画面などに届くお知らせ)は、メンション(名指し)が無くても、仲間の動きが届く作りにしました。うるさくしないために、動いた本人には送らず、通知の文に金額を載せず、おやすみの時間は iPhone の集中モードに任せています。

不動産の業務アプリ(Kaitori Base)では、誰かがアプリで何かをしたら、メンション(名指し)されていなくても、ほかの営業に通知が届きます。チャットに書いた、案件を保存した、日報を出した、業者を訪問した、といった動きです。

これはオーナーの指示です。営業が動いていることそのものが、ほかの営業に伝えるべき情報だ、という考え方です。ただし、何でも通知すると、すぐに通知だらけになります。この記事は、LINE や Slack のやり方を手本に、届けたい動きは届け、うるさくしない工夫をした記録です。

案件のチャットの画面。デモの担当者どうしが、現地の写真や概算についてやり取りしている
案件のチャット(デモのデータ)。ここへの投稿は、メンションが無くても、その案件を見られる人に通知される

プッシュ通知で何を届けるか

壁いっぱいに貼られた、色とりどりの付せんの写真
何を届けるかは、現場の動きから決めた(イメージ写真)
動き 通知の文の例 受け取る人
チャットの投稿 【案件名】○○さん:本文の書き出し その案件を見られる人
案件の保存 【案件名】○○さんが更新:土地面積・想定売却価格 その案件を見られる人
案件の状態の変更 【案件名】○○さんが見送りにしました その案件を見られる人
日報の提出 ○○さんが日報を提出しました 組織の全員
訪問の記録 ○○さんが【業者名】を訪問しました その業者を見られる人
やることの割り当て ○○さんがあなたにやることを割り当てました 担当の人

どれも、動いた本人には送りません。

iPhone のロック画面に、案件のチャット、案件の更新、日報の提出の通知が重なって出ている。通知の文には変わった項目の名前だけがあり、金額などの値は無い
ロック画面に届く通知のイメージ(デモの表示)。同じ案件の通知は重ねて出る

通知しないもの

通知を増やす時は、通知しないものを決めるのが大事です。

業務アプリのプッシュ通知で通知しないもの。日報の下書きの自動保存、投稿への反応、相手が今その案件のチャットを開いている時
通知を増やす時は、通知しないものを先に決める
  • 日報の下書きの自動保存は通知しない。通知するのは、提出と再提出だけ
  • 投稿への反応(👍 など)は通知しない。Slack も LINE も、既定では通知しないため
  • 通知を受け取る人が、ちょうどその案件のチャットを開いている時は、通知のバナーを出さない

通知だらけにしない工夫

ドアノブにかける「DO NOT DISTURB」の札の写真
通知だらけにならない工夫を入れた(イメージ写真)
通知の設定の画面。チャット、案件の更新、日報などの種類ごとにオンとオフを選べ、案件ごとのミュートもある
通知の種類ごとのオン・オフと、案件ごとのミュート(デモの表示)

おやすみの時間は、iPhone の集中モードに任せる

最初の設計では、アプリの中に「おやすみの時間(例:22時〜7時は通知しない)」の設定を持つつもりでした。これは、同じ日のうちに、オーナーの判断で取りやめました。

おやすみの時間はアプリの独自設定をやめ、iPhone の集中モードに任せると決めた流れ。通知の設定は iPhone で一人ひとりが決める
独自の時間帯の設定は、同じ日のうちに取りやめた

届くまでの速さは、5秒以内を目安に

通知は、動きがあってから5秒以内に届くことを目安にしました。

通知の速さの図。1分に1回の処理だと最大1分遅れ、1回動いたら約55秒の間3秒おきに見る形にすると最長2.6秒で届いた(手元の測定)
手元の測定では、最短0.37秒、中ほどで1.5秒、最長2.6秒

通知の種は、保存と同じ処理(トランザクション)の中で積んでいます。保存はできたのに通知だけが消える、ということが起きません。

画像は、通知が届いた時に先に取っておく

チャットに写真が送られた時は、通知が届いた時点で、iPhone が写真を先に取りに行きます。アプリを開いた時には、もう写真が表示できる状態です。

チャットに写真が送られた時、通知が届いた時点で iPhone が通知の拡張で写真を先に取り、アプリを開いた時にはもう表示できる流れ
画面に出ない「サイレント通知」には頼らない

LINE や Slack と同じく、目に見える通知に「中身を書き換えてよい」印を付け、通知の拡張(通知を受け取った時に動く小さなプログラム)で写真を取りに行く方式です。画面に出ない「サイレント通知」は、iPhone が間引いたり、アプリを終了していると届かなかったりするので、頼らないことにしました。

まとめ

メンションされなくても仲間の動きを通知する:営業の業務アプリの通知の設計:要点のまとめ。営業の動きを、メンションが無くても他の営業に通知する
この記事の要点
  • 営業の動きを、メンションが無くても他の営業に通知する
  • 金額や率は通知の文に載せず、日報の下書きや反応は通知しない
  • 30秒のまとめ、案件ごとの重ね表示、種類ごとのオンとオフ、案件ごとのミュートで、うるさくしない
  • おやすみの時間は、アプリではなく iPhone の集中モードに任せる
  • 通知は5秒以内を目安に届け、写真は通知が届いた時に先に取っておく

この記事は、AI(Claude)の支援を受けて作成し、筆者が内容を確認しています。

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