アプリが計算した数字には、必ず計算式を出す:決めるのは担当者、アプリは手助け

業務アプリが自動で計算した値には、すべての画面で計算式を出しています。計算できるのにあえて手で入れてもらう欄は、式と結果を参考に出し、担当者が経験で直す形に。金額や判断を決めるのは担当者、というオーナーの方針から来た UI 設計です。

「計算した数字には計算式を出す」の文字

業務アプリが自動で計算した数字には、結果だけでなく、計算式とそこに入った値を必ず出す、というのが私たちの UI(画面)設計の決まりです。式が見えれば、どの値が違うのか、どの値が入っていないのかがすぐ分かり、担当者が数字を信じてよいかを判断できます。

不動産の業務アプリ(Kaitori Base)では、アプリが自動で計算した値の下に、必ずその計算式を出しています。どの数字を足して、何で割ったのかが、画面を見ればそのまま分かります。

これは、オーナーが何度も繰り返してきた方針から来ています。金額や判断を決めるのは担当者で、アプリはその手助けに留める、という考え方です。この記事は、その方針を画面の作りにどう落としたかの記録です。

表面利回りの欄は空のままで、その下に「参考:年間の家賃収入 1,200,000円 ÷ 物件価格 20,000,000円 × 100 = 6.0%」と出ている。「参考値を入れる」のボタンを押した時だけ、欄に入る
説明のための図(数字は見本)。式と、そこに入った値を、結果と一緒に出す

なぜ、自動計算の値に計算式を出すのか

アプリが出した数字が、なぜその値になったのかが分からないと、担当者はその数字を信じてよいか判断できません。信じすぎれば、入力の間違いや前提の違いに気づけず、信じなければ、結局手で計算し直すことになります。

値札に印字された数字を、近くで写した写真
自動で計算した値には、計算式を添える(イメージ写真)
アプリが出した数字の理由が分からないと担当者は信じてよいか判断できない。信じすぎれば間違いに気づけず、信じなければ手で計算し直す。式と入った値が見えれば、どこが違うかがすぐ分かる
式があれば、どこで違ったかが分かる

設計書では、この方針を「自動で計算した値には、必ず計算式を出す(すべての画面)」という決まりにしました。

計算できるのに、あえて手で入れてもらう欄

もう1つの決まりがあります。計算で出せる値でも、担当者の判断で決めるべき欄は、自動では入れません。

たとえば表面利回りです。「年間の家賃収入 ÷ 物件価格 × 100」という、一般に知られた式で計算することはできますが、最後は担当者が経験で直す値です。

欄の扱いの3種類。自動計算の値は式つきで出し、担当者が決める値は空のまま参考を出し、決まった計算の費用は初めから入れて手で直せる
欄の扱い(数字は伏せた見本)

決まった計算の費用は、初めから入れておく

一方で、決まった計算や定数で決まる費用は、初めから値を入れておき、手で直せるようにしました。担当者の判断が入らない値まで手で入れてもらうのは、手間が増えるだけだからです。

レンガの壁にかかった、黒いメニューボードの写真
決まった計算の費用は、初めから入れておく(イメージ写真)
種類 欄の扱い
アプリが自動で計算する値 値と、その下に計算式を出す
担当者の判断で決める値 空のまま。参考に式と結果を出し、押した時だけ入れる
決まった計算で決まる費用 初めから値を入れ、手で直せる
査定の報告の文の見本。担当者が入れた値だけが文に出て、アプリが自動で計算した値は入らない
報告の文には、担当者が入れた値だけ(見本)

まとめ

アプリが計算した数字には、必ず計算式を出す:決めるのは担当者、アプリは手助け:要点のまとめ。アプリが自動で計算した値には、すべての画面で計算式と、入った値を出す
この記事の要点
  • アプリが自動で計算した値には、すべての画面で計算式と、入った値を出す
  • 担当者の判断で決める欄は、式と結果を参考に出すだけにし、押した時だけ入れる
  • 報告の文には、担当者が入れた値だけを出す
  • 決まった計算の費用は初めから入れておき、手で直せるようにする
  • 金額や判断を決めるのは担当者。アプリはその手助けに留める

この記事は、AI(Claude)の支援を受けて作成し、筆者が内容を確認しています。

  • 業務アプリ
  • UI設計
  • 計算式
  • 不動産
  • 入力欄

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